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呪いであれ 厄よけであれ

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呪いであれ 厄よけであれ












介護の仕事の部長さんから  仕事が終わってから話があると言われた

先週だったと思うが 痴呆老人にもはっきりとした感情や意見がある

一人の人間として尊重してあげれば 心を開いてくださるし 問題行動も無くなる

結構 激しく介護方針を非難して部長を泣かせたばかりだ

嫌な予感はしていたが クビにはならないと思っていたので

恐る恐る応接室のソファーに座った

開口一番  拝まれた  念仏を唱えられた 

目が恐怖に戰いていることが解る


「あなた 狐に憑かれているでしょう。」


まんざら ハズレでもない  少し笑った


「私はあの日以来 毎晩ずっと あなたのためにお祈りをして来ました。」

「あなたには強大な力があります いい方向に使って下さい。」


理由はどう有れ 人様から毎晩お祈りをされていることに感激した

例え其れが呪いであれ 厄よけであれ 嬉しいのだ

予想どうり 宗教の勧誘をされて DVDと分厚いパンフレットと携帯番号を渡された

何度も感謝の意を伝え 有りがたく拝見させて頂くことを伝えると

感極まって泣き出されてしまった 



部屋を出ると 盗み聞きをしていたお爺ちゃん(哲学者と呼ばれている)が話があると言われた


「あんたには狐が憑いていることは初めから知っとったわい。」

「ただ あの部長は狐の事を何にも解っちょらん。」

「狐とは 三狐神 ウカノミタマ のことじゃよ。」

お爺さんはとても小さくて綺麗な字で書かれたスサノオノミコトの家系図を見せてくれた





須佐之男命は、櫛名田比売の姿形を歯の多い櫛に変えて髪に挿し、八俣遠呂智を退治する。
そして八俣遠呂智の尾から出てきた草那芸之大刀を天照御大神に献上し、
それが古代天皇の権威たる三種の神器の一つとなる。
その後、櫛から元に戻した櫛名田比売を妻として、
出雲の根之堅洲国にある須賀の地(中国・山陰地方にある島根県安来市)へ行きそこに留まった。
其処で産まれたのがウカノミタマ「三狐神」稲荷三神の主神である。






「身に覚えがあるじゃろう。」


「参りました お爺ちゃん最強です!」


どうりで  なるほど  スサノオさんの末裔なわけなのね






「どれ 儂にも拝ませてくれ。」












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