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午前8時の幸福論


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午前8時の幸福論





目覚めたら、少し頭が  い・た・か・っ・た 。 。 。

美味い玉蜀黍だったから、甘く見てたんだ。


絶好の洗濯日和。群青の空に飛行機雲一つ。

これ幸いに、庭の模様替えをしようじゃないか。

刈った枯れ草を、大きな5つの山にして、煉瓦や日除けシェードを苦心するんだ。

少しだけ、JAZZY な音を響かせて、サクラと煙草で陽なたぼっこ。

なんで、枯れ草は天日に干すと、哀愁漂う素敵な断末魔を上げるんだろう。

稲刈の終わった田園で、宙返りをしている少年は今も同じ。

演りたいことや、知りたいことが溢れ出て来て

お利口さんの大人なんかにさせてくれない。


煙は木漏れ日の隙間からお隣さんへと流れていった。

「お早うございます。朝から煩くてすいません。」

「良いお天気で。あら、サクちゃんお庭で良いわねぇ。」


何時も、多分こんな幸せ以上なんて有り得ないだろう、と言う予感は簡単に裏切られる。

心の音なんだから、私は初秋に吹き抜ける風と同じ音色。

己だって第三者のお方の視点で捉えることが出来る。

だから、一般庶民として慎ましく、調度良いバランスで生きていって良いんだ。

自分に安心できるって事は簡単そうで容易く出来ないこと。




またそよ風が田園へと私を誘う。

かと言って、自家の家族とは連絡も、ましてや帰省なんてしたくはない。

私を取り巻く幾つかの重要問題に、大げさに怪訝そうな顔で暗くなられるのは御免だな。

大山や宍道湖や伯太川の風景と、その空気感が望郷をさそうだけなのだろう。



足元の幸せは誰もが気付き難い。

丁寧に生きる事が出来れば、一番の幸せの隠れ家。


だから、さっきからサクラは燥いでいるんだろう。






枯れ草の山の中で、宙返りだ。










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