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潮干狩り

昨年の3月だったでしょうか。
突然、娘と彼氏が我が家に訪ねてきて、近くの海岸で採ったアサリを
バケツ一杯に持ってきてくれました。

小さい頃私がしょっちゅう連れて行った穴場を覚えていてくれて
デートに使ったんだと思うと嬉しくてたまらなくなりました。

こんな小さな触れ合いが何年も続かないと娘は私を信頼しないでしょう。
胸が締め付けられるようなほろ苦い体験でした。


私は今日の休日を利用して、少し早い時期ですがアサリの穴場へ偵察にゆきました。
雨もシトシト降ってきて誰もいない磯辺で暫く熊の手で掘っていましたが
一向にアサリは殆ど見当たりませんでした。

体温も低下して来て諦めて石崖を登ろうとしましたが
運動不足と薬の副作用で鈍った運動神経で足を滑らせ岩で頭を打ちそうになりました。

全く無様です。
娘の面影を追いかけて一人誰もしれず海岸で死んでしまう自分が滑稽に思えていました。

ただこんな事でも死んで行けるなら、それも否定はしない覚悟がありました。
それだけ精一杯躁うつ病と共に生きてきた自信があります。


幸いに落ちた場所は砂地で怪我も在りませんでしたが、
苦労して採った数個のアサリは散らばってしまいました。

このまま逃がしてやるから、春になってもしも娘と潮干狩りに来れた時には
沢山の仲間を連れてこいよと念じておきました。

闘病の先は長い、しかし信頼を失うのは一瞬。
どんな生き様をし様が、死に様であろうが、大切な人と繋がっていたい。


その為に生きると言っても過言ではありません。。。



冬の海



鳳 凰 殿




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